6.今後のMCFについて(千葉 豪)―商品開発は、千葉さんの会社では千葉さんが主にされているのでしょうか?そうですね。うちの会社でやっています。結構最初の年は色々商品開発したんですけど、最近は慣れてきて、「この魚が揚がってきたら、これを作ろう。」とか早くなりました。―魚の種類とか、身の質によって、これを作ろう。とか勘が出てきたということでしょうか?そうですね。基本的にあまり、余計なものは入れていないので。大体、醤油と生姜くらい。あとは、秘密の製法があるんですけど・・・。(笑)基本は薄口醤油と生姜だけです。―色々入れずに、魚の味を生かしてあげたい。という感じでしょうか?基本的に、鮮度のいい魚は、何もしなくても美味しいんです。あんまり余計なことをせず素材重視です。―これか...2021.09.25 11:37生産加工インタビュー東北プロボノプロジェクトMCF商品紹介
5.サメ製品について(千葉 豪)―サメの加工品は取扱われているのですか?あります。サメの竜田揚げとか、フライとか。2月は復興フェアとかやっていただくので2月はほとんどサメ製品です。2月、3月はサメくらいしか水揚げがないので、ありがたいです。―復興フェアというのは全国でやっているのですか?そうですね。スーパーさんなどが企画してくださいます。段々サメの商品が認知されて売り上げも伸びてきています。―吉田さんから伺ったのですが、サメはヘルシーフードで、スポーツされている人からの需要があるとお話されていました。私は、今まで、サメを食べる機会がなかったので、「面白いな。サメって食べられるんだ。」ということから驚きだったというか。フカヒレは聞きますけど、サメの加工品のことは耳に...2021.09.19 00:17生産加工インタビュー東北プロボノプロジェクト気仙沼MCF商品紹介サメ
3.震災とコロナ(千葉 豪)―千葉さんが起業されたのは、震災前からですか?そうです。震災前からです。2010年位からですね。工場、自宅は全部流されました。ほんとに海の目の前で、片側一車線の道路を挟んですぐ海というような感じでした。―ご家族も皆さんご無事で。はい。たまたま、なんとも無かったです。―工場を再建するのにどれくらいかかった感じですか?工場再建に2年位かかりました。震災の1ヶ月後くらいには、たまたま知り合いの工場が空いていたので、そこで仕事を再開しました。―今はそこではなくて、違うところに移動されたのですか?そうです。工場を移設しました。みんな加工団地というところに移ったのですが、そこを待っていられなかったので、山の方に作りました。―でも、その方が安心で...2021.09.04 00:42東北プロボノプロジェクトインタビュー生産加工MCF
2.会社を起業するまで(千葉 豪)―話は変わりますが、千葉さんの事業は何代目ですか?自分は32歳で起業し、1代目です。―それまでは、何をされていたのですか?親父も水産業をしていたのですが、会社を畳んだので、自分で起業しました。20歳のころは、築地で小揚(こあげ)を3年、競り人(せりにん)を2年くらいやらせてもらいました。―競り人って、スピードが速くて難しそうですよね?そうですね。なかなか慣れなかったです。時間も夜中の仕事だったし。3年位かかりました。夜12時くらいから準備して3時くらいから売る。―築地に行こうと思われたのはどうしてですか?親父の会社を継ごうと思っていたので、丁稚奉公のつもりで修行に行きました。―気仙沼に戻ろうと思ったきっかけは何かありますか?父が事業...2021.09.04 00:41生産加工気仙沼東北プロボノプロジェクトインタビューMCF
1.美味しい魚を食べてほしいという思い(千葉 豪)―最近ずっとお忙しくされているとお聞きしていますが、どのようなことで、お仕事が盛況になっているのでしょうか?はい、おかげ様で。取引をさせていただいているお客さんが、変わった商品を探し始めているというのがあります。他にない商品を扱いたいというのが増え始めて、そのニーズに三陸未来がマッチしはじめたというのがありますね。―どのようなお客さんと取引されているのですか?量販店さんとか、外食関係が主なのですが、他社とは違う個性的な会社と付き合いたいということで、取引先も増えてきています。―主にどんな商品が売れているのでしょうか?量販店、スーパー関係は、お惣菜です。サバ、ブリの竜田揚げだったり、冬だったらタラの竜田揚げだったり。年間を通して、その...2021.08.21 02:03気仙沼東北プロボノプロジェクト生産加工インタビューMCF食育
16. 気仙沼での新しい商品開発の試み(藤田 純一)―宮城ではホヤも有名ですよね。藤田:ホヤは、食べ物の中でも特殊だって言われていて、五味(甘み、苦み、酸味、塩味、うま味)って言われる、色んな味が、全部、ホヤに入っているんですよ。食育にも凄く良かったりします。気仙沼で、今、ホイスターソースっていう、牡蠣を使ったオイスターソースのホヤバージョンを作っているんです。私もその研究会で一緒に勉強して、作っているんですけど。ホヤは色んな成分が含まれているから、味に深みがある、ということで、キャッチフレーズは、「ひとさじで、普段の料理をワンランクアップ」という感じです。―ホイスターソースで味が深まるんですね。藤田:某醤油メーカーのようなところでは、料理のタレみたいな商品の隠し味を常に探しているの...2021.02.26 23:00東北プロボノプロジェクトインタビュー気仙沼生産加工ホヤ商品紹介ワカメ