6.今後のMCFについて(千葉 豪)

―商品開発は、千葉さんの会社では千葉さんが主にされているのでしょうか?


そうですね。うちの会社でやっています。結構最初の年は色々商品開発したんですけど、最近は慣れてきて、「この魚が揚がってきたら、これを作ろう。」とか早くなりました。


―魚の種類とか、身の質によって、これを作ろう。とか勘が出てきたということでしょうか?


そうですね。基本的にあまり、余計なものは入れていないので。大体、醤油と生姜くらい。あとは、秘密の製法があるんですけど・・・。(笑)基本は薄口醤油と生姜だけです。


―色々入れずに、魚の味を生かしてあげたい。という感じでしょうか?


基本的に、鮮度のいい魚は、何もしなくても美味しいんです。あんまり余計なことをせず素材重視です。


―これからの事業展開としては、どうなっていけばいいな。と思っていらっしゃいますか?


キャパ的に、このまま1年、2年くらい行ったら、多分、うちの会社は製造が間に合わなくなってくる。そうすると、周りに同じように、今日獲れた魚を、その日のうちに加工してくれる仲間を増やしていかないと対応できなくなってしまう。だから、そういう仲間を少しずつ探しながら。


―「加工仲間募集中。」って感じでしょうか?


そうですね。でもみんな、予定がなかなか立ちにくいのがつらいみたいで、うちもそうなんですけど、「今日はサバを加工しようか。」と思った時に、吉田が入札で負けると仕事がなくなってしまうんです。だから、自分は、どっちに転んでもいいような体制を日々取っています。そこは苦労ではありますね。


―天気にも左右されますよね?


そうですね。あからさまに「台風が来るぞ。」って分かったら、吉田の仕事ではなくて、違う仕事を準備しています。


―商品のラインナップとしては、何種類くらいありますか?


そうですね。メイン商材は、サバ、ブリ、かつお、タラ、穴子で80%。あとは、たこの加工品など30アイテムくらいです。

自分としては、サバの水煮缶が好きなので、缶詰も作ってみたいんですよね。設備的にすごく、初期投資がかかるんですが。。


―シェア缶詰工場とかできるといいですね。

さんりくみらいの想い

私たち株式会社さんりくみらいは三陸・気仙沼で生きる作り手と全国の食卓を笑顔で結ぶために、想いを共にする仲間たちと会社を設立しました。ECサイト 極上市場「三陸未来」の運営を中心に、リアルな販路開拓やプロモーションの実施。さらにパートナーとなる作り手(生産者、加工業者)を募り商品開発、技術開発を共に行い切磋琢磨できる環境を作ります。