5.サメ製品について(千葉 豪)―サメの加工品は取扱われているのですか?あります。サメの竜田揚げとか、フライとか。2月は復興フェアとかやっていただくので2月はほとんどサメ製品です。2月、3月はサメくらいしか水揚げがないので、ありがたいです。―復興フェアというのは全国でやっているのですか?そうですね。スーパーさんなどが企画してくださいます。段々サメの商品が認知されて売り上げも伸びてきています。―吉田さんから伺ったのですが、サメはヘルシーフードで、スポーツされている人からの需要があるとお話されていました。私は、今まで、サメを食べる機会がなかったので、「面白いな。サメって食べられるんだ。」ということから驚きだったというか。フカヒレは聞きますけど、サメの加工品のことは耳に...2021.09.19 00:17気仙沼生産加工インタビュー東北プロボノプロジェクトMCF商品紹介サメ
4.「もうかの星」とメカジキのハーモニカ(吉田 健秀)―「もうかの星」というのを気仙沼の市場で見たことがあるのですが。吉田:それは、モウカザメの心臓ですね。ー他のサメの心臓は食べないのですか?吉田:モウカノザメの心臓以外は食べないです。そうですね。アオザメの心臓は小さくて硬いし、ヨシキリザメは、小型のサメで大量に獲れるので、最低ロットが160kgなんですけど、160kg買えない業者は買えない。っていうサメなんです。大体1匹20kgくらいしかなくて、内臓と頭を取って売るサメです。「もうかの星」は今、首都圏で人気なんです。レバ刺しに近い食感。生レバーを食べるのが禁止になってしまい、それに替わる食材として脚光を浴びたんです。―気仙沼では、もうかの星は、どのように食べているのですか?吉田:気仙...2021.07.16 22:07気仙沼インタビュー東北プロボノプロジェクトカネヒデ吉田商店サメ
3.サメをめぐる食生活の変化(吉田 健秀)―気仙沼には、サメを扱う業者さんは沢山あるのですか?吉田:10社くらいですね。少ないと言えば少ないですね。―環境の変化で、サメの漁獲量は変わってきましたか?吉田:環境の変化だけでなく、サメの漁船が減ってきましたね。高齢化などもありますが、大変な仕事です。獲る時点で、サメは生きているわけですから。―カネヒデ商店さんは、お父さんの代から、お商売をされているのですか?吉田:祖父の代に創業して、ずっとサメを扱っていますが、私の代でちょっと仕事の形態を変えています。―どうように形態を変えたのでしょうか?吉田:「かまぼこ」最近食べていますか?―「笹かまぼこ」はたまに食べますけど、普通の板に乗っているかまぼこは、お正月くらいしか食べなですね。吉田...2021.07.10 03:24東北プロボノプロジェクトインタビュー気仙沼カネヒデ吉田商店サメ
2.サメの漁について(吉田 健秀)―サメは遠洋漁業で獲れるんですか?吉田:いえ、サメは近海ですね。日帰りで帰ってきます。すぐ目の前でも獲れます。気仙沼には、近海マグロはえなわ船っていう、マグロを獲るための船があって、この漁は結構歴史があるんですけど、マグロだけではなくて、サメが一緒に獲れてしまうんです。サメはマグロが大好きで追いかけて付いてきちゃうから。はえなわ船っていうのは、沢山つり針を垂らして漁をする船なのですが、かかっていたのが、全部サメって時もあったようです。近海マグロはえなわ船って、1か月くらい操業するのですが、気仙沼から出航して八丈島とか結構遠くまで行って漁をするんです。―エリアが広いんですね。「ふかひれ」というのは、どのサメの「ひれ」でもいいのでしょう...2021.06.26 07:19東北プロボノプロジェクト気仙沼インタビューカネヒデ吉田商店サメ
1.サメとはんぺんと気仙沼と吉田商店(吉田 健秀)―カネヒデ吉田商店さんは、サメを扱ってらっしゃるんですよね。お仕事の内容を教えてください。吉田:震災前は100%サメのみの仕入れでした。サメの仕事というのは、サメを仕入れて、フカヒレの製造と、サメを3枚におろして、ということをしています。サメ肉って、すり身にして、「はんぺん」の原料になるんです。―はんぺんって、サメ肉からしか作られないんですか?吉田:いい「はんぺん」は、サメ肉だけで作られています。デパートの催事などで販売されていたり、築地の場外で売られている1個400円位のちょっと高めの「はんぺん」は、サメ肉で出来ています。街中の小さな蒲鉾屋さんでも、自分のところでサメ肉を使って作っているところもあります。―「はんぺん」が、サメ肉で...2021.06.19 02:03インタビュー気仙沼東北プロボノプロジェクトカネヒデ吉田商店食育サメ