10. 料理を作る過程も、「食べること」の一部(藤田 純一)―私は、一般消費者の観点で、スーパーで販売されている商品と、さんりくみらいで作っている商品の違いが具体的にわかっていなかったんです。でも、他社の大規模な工場だと、海外からの輸入品で、冷解凍が繰り返されて鮮度の落ちた魚が混じってきてしまうが、さんりくみらいでは1回しか冷解凍していないことや、さんりくみらいの牡蠣は、ただの塩水ではなく、滅菌海水に漬けてあるなど、そういう違いをお聞きすることで、さんりくみらいの商品と他の商品の違いが具体的にイメージできるようになってきました。藤田:そこが、まだ発信しきれていない部分です。これからの伸びしろとも言えますね。私が人からよく言われるのは、直接人と話している時は色々しゃべってお伝えできるんですが、...2021.02.14 00:20東北プロボノプロジェクトインタビュー牡蠣食育
9.海産物と食中毒の関係(藤田 純一)―牡蠣の食中毒についてお聞きしてよろしいでしょうか?牡蠣って食中毒のお話をよく聞きますが、生産者の目で見て牡蠣に食中毒が出やすいか出にくいかというのは分かるものなのでしようか?藤田:牡蠣は元々、食中毒の可能性は持っているんです。以前私が勤めていたホテルでは、生食用の牡蠣はリスク回避のために出しませんでした。食べる人の体調が弱っている時は、あたったりすることあるようです。旅行者は、色んなところを観光して、思っている以上に体が疲れているじゃないですか、そういう時にリスクがあるものを食べると、あたってしまう可能性もあるのです。温度管理を国の定めている基準にして、塩素を強くして殺菌したとしても、あたる人はあたってしまいます。―牡蠣で食中毒に...2021.02.12 23:04貝毒牡蠣ホタテウニ東北プロボノプロジェクトインタビュー