12. 塩蔵ワカメと乾燥ワカメ(藤田 純一)―基本的なことかもしれませんが、ワカメを塩漬けする理由って何でしょうか?藤田:日持ちさせるためですよ。塩分を足すことによってワカメの中の水分が抜けやすくなるんです。塩分濃度が濃いものは、細菌が繁殖しないので、悪くならない。ワカメを一昼夜漬け込んだ後、最終的に工場で、ワカメの葉っぱの部分と、茎わかめの部分に分けて、16tぐらいの圧力を加えてワカメの中から水分を抜くんです。そうすると、ワカメの中の水分量が無くなるので、冷凍庫の中で普通だと3年~5年ぐらいもつようになるんです。―3年~5年ももつんですか!藤田:脱水をちゃんとして、空気に触れないように保管すればね。2021.02.17 09:12東北プロボノプロジェクトインタビュー藤田商店食育ワカメ
11. 気仙沼の仕事や食を体験する(藤田 純一)―藤田さん、料理教室はやらないですか?コロナ禍で、みんな家でご飯食べるようになってきましたよね。そうすると一般の客さんの関心って、今まで話してきたような、食育とか、食の安全性と同時に、「おいしい作り方を漁師さんの口から聞きたいな」というのがあると思うんです。「気仙沼の人は、こうやって食べていますよ」という感じの動画を配信しながら、みんなにやってもらうというのも面白いですよね。何か、気仙沼ならではの料理の仕方とかもあったりするのでしょうか?藤田:カツオだったら色々食べ方ありますよ。以前は、大学生の春休みを使って漁師体験をしてもらい、夜に漁師飯を食べよう。という感じのことをしていました。―素敵ですね。藤田:大学生10人位に来てもらって、...2021.02.16 09:09インタビューカツオ藤田商店食育ワカメ