東日本大震災から10年が経ちます。本当にあっという間でした。
住む家、車、工場、船、すべての物を津波により流されましたが、全国からの温かいご支援により、気仙沼は、ここまで復興が進み、今の私たちがあります。
最近、コロナ禍の影響で子ども食堂をTVで目にする機会が増えました。
育ち盛りに満足に食事を食べられない子供たちがいると聞きます。
食料の配布に並ぶ子供たちを見ると、震災当初、食べるもの、着るもの、住む場所もなかった、自分たちの姿に重なり、人の温かさを感じながら過ごしたあの頃の記憶が蘇ります。
「応援しているよ。」という言葉が、どれほど、私たちの背中を押してくれたことか。
先が見えない不安の中でも、応援してくれている人がいると思うだけで、どんなことも頑張れました。その経験を、子供たちにも感じてほしいと思い、クラウドファンディングに挑戦しようと思いました。
集めた資金で、ワカメやタコやメカブ、ご飯などを子供たちに届けたいと思っています。
私は、ワカメ漁師なので、当初はワカメを届けたいと思っていましたが、漁師仲間に話したところ、「俺も、俺も」と仲間が増え、ワカメの買い付けの予算を、ほかの食材に回せることになりました。今の世の中の現状を、少しでも多くの方に知っていただく機会にもなればと思います。
コロナ禍で、漁業を取り巻く環境も、決して良くはありませんが、震災当初の何もなかったことを考えれば、普通に仕事ができているだけで幸せです。私たちが、震災当初全国の方から頂いた優しさを、未来を担う子供たちに繋げていければと思っております。
子供たちに「応援しているよ。」という気持ちが届いて、笑顔になってもらえることを夢見て、活動したいと思います。
どうぞ、我々の「恩送り」のプロジェクトのために皆様のお力をお貸しください。
よろしくお願いします。
プロジェクト名:ワカメで恩送り
復興10年の節目に子どもたちへ気仙沼漁師たちから希望を届けたい
クラウドファウンディングサイト: 「CAMPFIRE Good Morning」
URL:https://camp-fire.jp/projects/388745/
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