震災10年を迎えて

震災から10年を迎えました。

全国の皆様からの、たくさんの温かいご支援により、ここまで辿り着きました。本当にありがとうございます。

10年一区切りと言いますが、こればかりは、簡単に心の区切が付けられるものではなく、今日に至るまで、あの日が無かったことにできたら・・・。と何度思ったか知れません。

私自身は、津波で、家、船、わかめ養殖のいかだ、加工場を失い、それこそ、震災当初は、その日生きることだけでも精いっぱいの状況でした。しかし、生かされた者は、前を向いて生きていかなくてはいけません。

震災後に、私の人生を変える多くの出会いがありました。人材育成の取組みの機会で、これまでの価値観が180度変わり、そこで出会った仲間たちと漁業の会社を立ち上げることになりました。それが、この「さんりくみらい」です。

たくさんのご縁がつながり、今では、毎日、新たな出会いを生んでいます。

『日常の中に、非日常をどのくらい提供できるか』
未来塾での教えを心掛け、常に新しいことにチャレンジする気持ちと、人の繋がりを大切にし、地域に必要とされる会社を目指し、これからも、精進いたします。

最後に、東日本大震災でお亡くなりになられました方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆様にお悔やみ申し上げます。

株式会社さんりくみらい 代表 藤田純一

さんりくみらいの想い

私たち株式会社さんりくみらいは三陸・気仙沼で生きる作り手と全国の食卓を笑顔で結ぶために、想いを共にする仲間たちと会社を設立しました。ECサイト 極上市場「三陸未来」の運営を中心に、リアルな販路開拓やプロモーションの実施。さらにパートナーとなる作り手(生産者、加工業者)を募り商品開発、技術開発を共に行い切磋琢磨できる環境を作ります。